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いよいよ12月に入りますね

  受験を控えたみなさんは、順調に勉強が進んでいるでしょうか。  試験までの残り時間が少なくなってくると、どうしてもあせる気持ちになるのは仕方のないことかもしれません。ただ、そのようなときだからこそ、あえて「基礎・基本」を徹底してやるというのが結局は合格への近道かも知れません。  毎日、寝る前の20分でもいいですから、必須の暗記事項に目を通すとか、単語や漢字の見直しをするのもいいかもしれません。  自分が苦手なことはだれしも後回しにしたいものですが、あえてそこは苦手なものから取り組んでみてはどうでしょうか。  県立高入試の数学の大問1は基礎的な計算や文章問題です。だいたい例年10問の小問で構成されていますから、1つ2点としてもそこだけで20点は稼げるわけです。本番の試験で、まず20点を確保できれば、少しは余裕をもってそのあとの問題に取り組めるのではないでしょうか。日ごろの力を出せずに終わってしまう人も少なからずいるわけですから、その差は大きいですよ。

コロナもいよいよ第3波ですか

 ここのところ寒さとともに、感染者数も増加しています。今日、日本医師会もこの増加は第3波であろうという見解を述べていました。  受験を控えているみなさんも十分に健康管理しながらの勉強ですから、例年よりも大変なことは間違いないですね。人生、いつ何が起こるか本当にわかりません。先行きを心配して、落ち込むよりも楽天的に生きていけたらいいですね。  現代社会はストレスの多い社会であると言われています。特に、日本社会は同調圧力が強い社会ですから、なおさらですね。このストレスといかにうまくつきあっていくか、これはどんな職業でも大なり小なり大切なことです。 「いじめ」などはこのストレスがもたらす悪の行動ですね。大人社会のいじめのひどさを見れば、学校だけが例外のはずがありません。 精神疾患になる教師の数も依然として上昇傾向にあります。 「働き方改革」が学校現場にも押し寄せて、学校での残業が制限されていますが、仕事量は決して減っていません。もう少し、国の予算を教育費に振り向けていく必要がありますが、相変わらずGDPに占める教育費の割合がOECD参加国中最下位ランクにあります。 目先の景気対策ももちろん必要ですが、50年、100年先を見据えた計画を実現しようという気概のある政治家はいないのでしょうか。 今の若者世代からそんな人が出てくることを期待したいですね。  

小学生のうちにぜひ読書習慣を

 本を読まない小・中・高校生が増えているとの新聞記事が最近出ましたね。 デジタル時代、スマホの画面は日常的でも、紙の本は読まないという傾向は今後ますます顕著になるのではないでしょうか。学校もICT化推進で、とりあえずやらなくてはということで、「機器の利用」から入ることになるでしょうね。 皆さんの中にも、電子書籍を読んだ経験のある方もいらっしゃると思いますが、デジタル本は読みにくいです。長時間、視力にも当然影響します。紙の本なら、中断したいときは、しおりでも挟んでおけばいいわけですが、デジタルならそうもいきません。 技術は進歩しても、紙ベースの書籍の利用価値は決して今後も下がることはないでしょう。 それと、小学生のうちは紙ベースで読んで、しっかり読書の習慣をつけたほうがいいです。 その後の人生に結構影響ありますよ。中学校に入ってから、読書週間のある子どもとそうでない子の差が如実に表れてきます。下手な受験対策をやるよりも「本を読むこと」をお勧めします。何を読ませたらいいか、もしそんな相談がありましたら、当塾の講師にご相談ください。的確なアドバイスができるものと思います。

学習の習慣化のお話

 定期テストが終わり、その結果が返ってくると、次はもうちょっと頑張りたいなと思う人はいっぱいいると思います。でも、その気持ちはそれほど長く続きませんね。では、どうしたらいいのでしょうか。 一番いいのは、「学習の習慣化」、もっと簡単に言えば、勉強する習慣を付けるということです。何事も習慣化されると、自分の体や気持ちが自然とその方向に向いていくものです。 誰からも言われなくても、自分でやるようになれるのです。ですから、まず決まった時間に自分の学習机に向かうか、いつも勉強する場所にいる、それだけでもいいんです。そして、本でも読んでみる、それがいやなら今日学校で勉強した科目の教科書を眺めてみましょう。 「ここのところよくわからなかったよな」とか、「ここは頭にスッと入ったな」とか、思い出してみるだけでもいいのです。 このようなレベルから始まって、まず2週間は続けてみましょう。そのうち、時間が来ると自然とその場所に体が動いていくはずです。そうしたら、少しずつ勉強してみましょう。宿題だけでもいいし、予習をしてもいいのです。こうした習慣が、中学生なら1,2年生のうちにできるといいですね。

勉強には好奇心が必要ですね

 人はだれでも、幼いころは「なぜ」「何」と、あらゆることに興味をもち、好奇心いっぱいで いろんな質問を大人にぶつけますが、いつごろからそうしたあらゆるものに対する好奇心をなくしていくのでしょうか。無理やりやらされる勉強がその原因でしょうか。今の日本の教育システムは多くの子供たちのこうした好奇心を削いでいくような形で運営されてはいないでしょうか。だとしたら、せめて学校以外の場所で、好奇心を発揮して、いろいろなことを学べるようにしたいものです。

しばらくコラムをお休みしてました

 しばらくコラムをお休みしてました。自己免疫疾患で左目の具合が悪く、現在も治療中です。 パソコンの画面を見る時間も結構長いので、目が悪いとつらいですね。 対処療法しかないのですが、治療薬というのは副作用のあるものも多いので、なかなか難しいものですね。科学には、プラス面とマイナス面があるのですが、その利益と損失のバランスを考えるのが、とても大切なのだと思います。バイオテクノロジーの進展により、遺伝子治療も可能になりつつあります。再生医療にも注目が集まり、その進歩に期待が集まります。 そのときも、やはり私たちの倫理観が問題になるのだと思います。学校の理科の授業ではなかなかそうした問題を取り扱う時間がないのですが、ぜひ取り上げてもらいたい問題だと思います。

定期テスト対策はどうすればいいか

 毎日暑い日が続きますが、みなさん体調はいかがですか。 そろそろ今月末から来月初めにかけて、どの中学校でも定期テストが行われると思います。 そこで、定期テストにどう立ち向かうかを考えましょう。 まず、数学・英語は毎日やりましょう。試験範囲のところをいくつかの塊りに区切ってみてください。 3年生の英語なら、受動態や現在完了あたりが範囲に入ってくるでしょう。まず、文法の決まりを教科書の例文を何度も読み、頭に叩き込みましょう。そのとき、「受動態とは何か」「現在完了とは何か」をしっかり理解することです。そして、次に教科書の本文を繰り返し読んだり、書いたりして覚えることです。 私も昔、教科担当の英語の先生から夏休み中に教科書1冊まるまる暗記しなさいと言われ、その通り実行したら、それ以降英語で苦労することはありませんでした。今でも、翻訳の仕事を時々やりますが、それができるのも当時の先生のおかげだと感謝しています。 さて、数学はどうするか。数学は3年生だと「平方根」「二次方程式」あたりが範囲でしょうか。数学も基本は教科書です。教科書の例題が理解できることが出発点です。それをきちんとやっておかないと、問題集やワークをいくらやってもできるようにはなりません。「基礎・基本」はとても大切なのです。自分ですべての例題が解ければ、次に進めますね。 自分でやってみて、わからなければだれかに聞いてください。学校の先生でもいいですし、塾の先生でも、とにかく聞ける人に聞いてわかるようにしてください。基礎ができれば、後は問題集やワークを解いていくことです。そのとき、最初にやってできた問題には〇をつけておくといいですね。一回できれば、もうそれをやる必要はありません。間違えたところだけ、もう一度やればいいのです。 理科・社会もまずは教科書をよく読んでください。教科書に太字で書かれているところは、他のところよりも大切なので、太字になっているわけです。そこは必ず覚えてねと教科書を作った人はみなさんにメッセージを送っているのです。歴史の年号や理科の化学反応式は見ただけでは覚えられない人は、繰り返し書いて覚えましょう。理科の実験や観察は何のためにそれをやるのかという目的をしっかりと理解することが大切です。そして、どうやるのかという方法・段取りを理解して、最後にどのような結果・結論になったのかを確認すること...