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学習塾の存在意義はどこにあるのか

 全国に803校の大学があります。(2021年度末まで・国公立・私立すべて合わせて)  未だにこの国では、偏差値による進路指導が行われ、東大・京大を頂点とする学力ピラミッドが存在しています。もう世界基準では、日本の大学は全く注目されない存在なのですが、国内ではこのピラミッドによる階層が生き残っています。  テレビでは、〇〇軍団とか言って、学力偏差値の上位にある「有名大学卒」であることを売り物にした俳優・タレントがクイズ番組で重宝がられています。マスコミが自分たちの利益のために、つまらないこのような学力偏差値を有難がっている実態があり、このことが多くの国民を洗脳しています。「学力の高いこと」があたかも人生の成功者であるかのような幻想を振りまいているわけです。  そもそも学力がテストで測定できる部分は、全体の2割程度であるとされています。 残りの部分は、ペーパーテストでは測定不能なのです。このことが多くの人々にまず共有されるべきでしょう。  それはそれとして、基礎・基本の定着は人生を生き抜くうえで大切なことは論を待ちません。それが充分に現在の義務教育で育まれていません。教え方の下手な教師に教わった子どもたちこそ被害者です。いろいろな施策が実施されていますが、どうも効き目がありません。そうなると、それを補完する場が必要です。公的な塾もぼちぼち出始めてきましたが、主流は私塾です。まあ進学校を目指す子どもたちを指導する大手の塾はぜひその方向でがんばってください。でも一番救いの手が必要な子どもたちが救われるような塾がもっと出てきてもよいかと思います。私たちの塾は上位校を目指す生徒ももちろん指導しますが、成績が中位以下でなんとかわかるようになりたい、点数をあげたいという生徒に寄り添い、その子に合った指導法で目標達成を目指します。