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勉強のやり方ABC

  1 定期テストや実力テストのあと    ①    返却された答案用紙をみて、間違えたところを正答と見比べて、なぜそうなるかを自分なりに理解する。わからなければ、塾で質問する。   2  ふだんの勉強 ①    国語 ・ 教科書の文章を繰り返し読む 。 ( できれば音読する ) ・意味の分からない言葉をノートに書きだして、辞書などで調べる。 ・新しく出てきた漢字を最低 5 回書く。 ・自分の好きな本や雑誌の文章などを利用して、ある文章を取り出して、それを要約してみる。 ( 要約→大切なところをまとめること、筆者が何を言いたいか ) ②    社会 ・各単元 ( 内容のまとまり ) のなかで、学んだ内容をふりかえり、 要点をノートにまとめてみる 。歴史ならば主なできごとや年号、人物名など、地理ならば地名、特産品、地形や川、湖、海の名称など。   ③    数学 ・教科書の各単元の 最初にある例題や解説を読んでみる 。  そこで、覚えなくてはいけない公式・法則などを書き出して、暗記できるようにする。 ・ 教科書の例題を自分で解いてみる 。→これができないとそのあとのところはすべて理解できない。 ・例題のあとにある「練習問題」を解く。例題を解くのに使った方法が実際に使えるかどうかが試されている。→ここのところで、わからなければ塾で質問する。 ・学校で使用しているワークブックや「すらら」で同じような練習問題をやってみる。   ④    理科 ・実験や観察のところは、やり方をよく読んで理解する。何を目的とした実験・観察なのかをわかるようにする。 ・各単元で新しく出てきた「公式・法則」はノートに一度書き出してみる。 ・学校で使用しているワークブックの問題を解く。   ⑤    英語 ・単語のスペルを練習する。 ・進行形、受動態、過去分詞などの文法を理解する。 ・教科書にある例文は繰り返し、ノートに書いたりして、暗記できるようにする。

私立大学の生き残り戦略

   昨年 9 月末に日本私立学校振興・共済事業団から衝撃の発表がなされました。それは、今年度の大学入学定員充足率が調査開始以来、初めて 100% を割り込んだというものでした。つまり、本格的な大学全入時代に突入したということで、定員割れの 4 年制私立大学も全体のほぼ半数にあたる 277 校 ( 前年度から 93 校増加 ) になりました。   18 歳人口が 1992 年の 205 万人をピークとして年々減り続け、 2021 年は 114 万人になっています。このまま減り続けると、 2040 年には 88 万人になるようです。  そのことは、私立大学一般入試における志願者数にも大きな影響を与えています。   1990 年は志願者数では、上位 3 校は早稲田大 159,514 、日大 156,627 、明治大 111,494 でした。それが 2021 年度の上位 3 校は、近畿大 135,979 、千葉工業大 108,707 、明治大 99,470 となりました。上位校の顔ぶれが変わったことも変化の一つですが、志願者数全体も減ってきています。かつては、一人で何校も受験をするのが当たり前でしたが、コロナ禍ということもあり受験生も志願する大学の数を絞ってきているようです。また、地方在住の受験生は地元の大学を選ぶことも増えてきているようです。 ( せっかく東京に出てきても、授業がほとんどオンラインではやり切りないという話をよく聞きました。 )  こうなると定員割れをしている私立大学は経営的にも厳しくなってきます。そのためここ数年生き残りをかけて、様々な取り組みをスタートさせている私立大学が多くなってきています。   11 月 24 日付の日本経済新聞に「講義は遠隔 地域で学ぶ」と題して次のような記事が掲載されていました。  講義はオンラインで実施し、地域を巡りながら学んでもらう大学が誕生している。学生はその土地で暮らしながら様々なプロジェクトに参加。地域ニーズを発掘・創造し社会課題の解決を探る。  この大学は文部科学省の大学設置基準に準拠していないため、大学卒業資格は取得できません。しかし、大卒の資格を必要とする学生には、別な大学の「すべてネットで完結する通信教育課程 ( 新潟産業大学 ) 」が受講できるようになっているそう...

身体を通した学び

 しばらく前に「声に出して読みたい日本語」という本がベストセラーになりました。 この本に掲載されている文章はだれもが一度は聞いたことのあるものばかりです。 この間、しばらくぶりにこの本を取り出してきて、その一説を音読してみました。 やはり声に出して読むというのはいいですね。また、小さいうちから音読をしていていると自然にその文章が体の中に入り込んでくるから不思議です。 絵本の読み聞かせをしている方は多いと思いますが、絵本以外にも子供向けの本なども音読してみるといいと思います。この身体的な学びというのは、デジタルの時代だからこそ貴重です。PCの画面上のやり取りばかりが多くなるでしょうから、こうした取組を積極的にしていきたいものです。

学びのスタイル

 人それぞれ顔が異なるように、得意な学び方も違うはずです。それをこれまでの学校教育ではすべて一律でやってきました。なぜならそのほうが効率がよいからです。 ところが、これまでの決められた仕事をきちんとこなす労働者が求められていた時代は終わりました。「創造性」が必要と言われてもなかなか変われないのが学校です。いつまでも暗記中心の学習ばかりやっていても仕方ないのです。 そんなところは学習塾に任せておけばよいのです。 学校は協働する学びや探究する学びをどんどん展開してほしいものです。協働する学びは学校の最もよいところではないでしょうか。そんな学びを期待します。 定型的なドリルなどは学習塾に任せてください。効率よくやりますよ。

本気が成果を生み出す

 日頃から、やらなければいけないと思いつつ、できないのが人の世の常です。でも、受験に関しては、その成否を分けるのは、やはり「本気」で取り組むかどうかということですね。  本気で取り組むことできる生徒は受験勉強の後半に伸びてくるのです。それがいつまでたっても本気になれない子はそれなりの成果しか挙げることができません。  そうなるとやはり「集中力」ですね。短時間でも集中できること、これが一番大切です。  幼少時から本に親しむというのも「集中力」養成の大きなカギのような気がします。  そのことはまた、読解力向上という副産物までもたらしてくれるからありがたいことです。  本を読もう、もっともっと読もうです。

中学1,2年生の学びをどうするか

 中学校の3年間はあっという間に過ぎてしまう3年間ですね。 私もかつて中学校で学級担任をしていたときに、2年生あたりから計画的に学んでいればもっと成績を伸ばすことができたのにと思う生徒がたくさんいました。特に、英語や数学という積み上げ方式の学科においては、3年生になって急にあわててやっても、なかなか伸びないですね。 普段から授業の内容がきちんと理解できている人はいいですが、そうでない人は、よくわからなくなったところから、もう一度始めないと先に進めなくなってしまうのですね。 そんな人のためにとても役立つのが対話型アニメーション教材「すらら」です。これは何よりも自分のペースで進められるところが長所ですね。学校だと、集団ですから、個別指導といっても限界があります。その点、「すらら」はまさに自分にあったやり方で、ゆっくりと学べるわけです。 「百聞は一見に如かず」とよく言います。 ぜひ、興味のある方は、一度ご連絡ください。メールまたは電話でお問い合わせください。

発達障害と学校の学び

 通常学級に在籍する児童の6.5%が何らかの発達障害を抱えているという調査結果が出てしばらく経ちます。私もときどき小学校を訪問させていただくことがありますが、実感としてこの数字は年々高くなってきているように思います。  以前にこのコラムでも書きましたが、学びのペースというものは、人それぞれです。しかし、集団で学ぶ現在の学校というシステムではどうにも個への対応には限界があります。  したがって、小学校で担任の先生が宿題を出すときには、全員に同じ内容のものを与えるのですから、当然その日のうちには終わらない子どももいて当たり前です。その終わらない子へどう指導するかと言えば、具体的には何もないに等しいのが現状です。  先日、ICT教育(パソコンやネットを利用した教育)に関するアメリカの小・中学校での実践事例が掲載された論文を読んだのですが、そこではたとえば、作文やレポートのような課題に対して、生徒がやってきたものに先生が個別に指導する内容を動画に記録して、それを生徒は時間のあるときにWEBにアクセスして、視聴するということが報告されていました。  もう時代は確実に個別の指導なのです。同時に何人もの子どもに教室で指導するのとは異なり、あらかじめ作成した動画やコンテンツを自宅で視聴して、学ぶことができるという、いわゆる「ブレンディド・ラーニング」(Blended Learning 集団学習とeラーニングを組み合わせた学び)によって、個への対応が可能になるわけです。 当塾で利用している「すらら」教材もまさにそのような流れのなかにあるものです。 時代はそうした個別の学びを保障する学習形態を望んでいるのです。