高校の新教科「歴史総合」はどうなるか
いよいよこの4月からの高校の新教育課程で1年生の必修教科「歴史総合」が始まります。
これまでは日本史と世界史に分かれていたために、どちらか片方しか学ばない生徒も少なからずいたわけです。そこのところを何とか改善しようということで、新教科「歴史総合」が新設されたというわけです。近代を大航海時代から始まると考えて、それ以降を学習範囲とするようです。
そもそも大航海時代以降は、日本の歴史の中の様々な出来事は多くが海外と分かちがたく結びついているわけです。たとえば、鉄砲伝来を考えてみても、ポルトガルの海外進出なくして、それが実現するわけもありません。キリスト教の布教という目的は一方でありますが、火薬の原料である硫黄が当時の日本にたくさんあったわけで、それを目的に彼らがやってきたというのも合理的な理由だと思います。
そのように日本国内の出来事も海外との関係のなかで生まれたものが考えてみればたくさんあるわけです。そのようなことを学ぶ場として「歴史総合」が機能するとよいと考えますが、いかがでしょうか。
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