歴史を学ぶことは今を考えること

 社会の歴史学習は「暗記物」というイメージがありますが、本当はそうでもないのです。

学び方の一つに「関連付ける」という手法がありますが、歴史の流れをみていると、類比・対比で考えられることがたくさんあります。だからこそ、過去の歴史に学ぶことで、未来を予測したり、現在の問題を解決するヒントが得られることになります。

たとえば、古代史の朝鮮半島で白村江の戦いがありましたが、あのころも今と同じよう朝鮮半島をめぐって、日・中・韓の争いがあったわけです。1000年以上たっても同じような構図があるというのは驚きです。ここで、過去の歴史の知恵から何か学ぶことはできないのでしょうか。この間、テレビを見ていたら、ヤマザキマリさんという漫画家・文筆家が出演されていて、「ローマ帝国の歴史の中に、歴史で学べるすべてがある」と言われていましたが、まさに同じようなことだと思います。

このような視点で歴史を学んでいくと、単なる暗記物という範疇を超えて、楽しい学びができるものと思います。

一つ、参考になる本をご紹介します。

『歴史をする(Doing by History)』(新評論・2021)一読の価値は充分です。

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