知識は効率よく詰め込むべし


学習指導要領がわが国での小・中・高校の学びの範囲を規定していますが、直近では、平成29年に新しいものが告示されました。これによって、今後10年くらいのわが国の小・中・高校の学びのスタンダードになるわけです。

その学習指導要領の改訂の中で、特に強調されているのが、「主体的・対話的で深い学び」です。前段の「主体的・対話的」はさておき、後半の「深い学び」はいったいどんなものか、学校の先生方も具体的にイメージがつかめている人はせいぜい1割程度でしょう。しばらく前は「教えない授業がいい授業」のようなとんでもない誤解が結構まじめに語られていました。

中には、大学の教員で教育学専攻の人が「教えない授業」をやっていましたが、こういう人に教わった学生はどういう教員になるのでしょうか。それはさておき、「深い学び」の前には、「知識」を覚える、習得するということが当たり前のように求められます。ここのところをICTでやればいいのです。何回か前に紹介した「モノグサ」も、覚えたい英単語、歴史の年号など、習得にはうってつけのツールなのです。

「深い学び」はある程度の基礎・基本の知識が習得できたら、可能になるものです。「深い学び」というのは、ものごとのつながりがわかったり、関係性が見出せたり、比較できた結果わかることなど、知識が前提の「深い学び」なのです。ここのところをしっかりやらないと、いくらアクティブ・ラーニングだと言ってみたところで、結果的には愚者の時間つぶしになってしまうわけです。 

話し合いをしたから、アクティブなどと間違っても思わないでください。一人でじっくりと考え込むことだって、脳が活性化しているわけですから、立派なアクティブ・ラーニングです。日本の教育はどうも「流行」ばかり追いかけすぎるきらいがあります。

当塾が採用している「すらら」はAIの力を借りて、効率よく学ぶことのできるシステムです。どうも学校の勉強がよくわからない、テストでもう少しいい点を取りたい、学校にあまり行きたくないけど勉強はしたいという小・中学生のみなさん、ぜひ「学習空間ココルーム」に気軽に来てみて、どんな学びができるのか自分の目で確かめてください。

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